更新する時間や環境やネタが足らないというわけではありません。実際、てこ入れといいますか、新たな方向性を模索し、実現まであと一歩というところまでこぎつけていました。
にもかかわらず、閉鎖というかたちをとる最大の理由は、誤解を恐れずに言うならば、インターネットに自分の文章を公開するという行為を気持ち悪く感じるようになったからです。
オンライン上の意見発信や自己表現や交流自体に意義を見出せなくなった、というのとは少し違います。
もともと、何かを主張したい・表現したいというような、高尚な目的をもって始めたものではありませんし、格別誰かと交流をもちたいと思っていたわけでもありません。サイトをお持ちの方がよくおっしゃる「自己満足」レベルのものでしかありませんでした。
ところが、現在では、オンラインの世界に自分の文章を公開するという行為に、自己表現やら自己満足やらとは別の次元で嫌悪感を持つようになりました。社会に発信するにはあまりにもひとりよがりで、人に読ませる文章には程遠い、単なる日記や覚え書きに過ぎないものならば、公開する必要はないどころか、そんなものを公開するのは恥以外の何物でもないと感じるようになったのです。たとえ自分では読み手を意識した文章を書いているつもりでも、そこに過剰な自意識のようなものが垣間見えるのが、たまらなく気色悪いのです。そもそも、私がこの文章を書いていること自体が、非常に気色悪いことです。何万では足らないであろうブログのひとつがぽっと消えたところで、なにひとつ問題はありません。むしろ喜ばしいことです。にもかかわらず、こんなかたちで理由をつらつら述べているなんて、不気味でしかありません。
最近、日記とも覚え書きともネタ帳ともつかないものを作ってみました。当然手書きです。紙とペンさえあれば娯楽は充分だと思い込んでいたころが懐かしくなりました。一日一日まったく異なる内容がまとまりなく記されているだけのものですが、私にはこれで充分だと感じました。むしろ、この方が心地よいのです。
どこの誰とも知らない人間の目に晒されるオンラインの世界は、ちょっと荷が重いというか、刺激の場にも、快いぬるま湯にもなりえませんでした。ひとりあそびには広すぎました。公衆の面前で自慰行為に耽るような、はしたないことは終わりにします。
最後の最後で毒を吐いてしまったような気がしないでもないですが、これまでひとりあそびにつき合わせてしまった皆様に謝罪と感謝の意を表しつつ、閉鎖のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
成瀬ゆな
【日々徒然の最新記事】


